学生を中心とした教育体制を構築し、多様化している学生の全人的な成長を促しつつ、医療職としての自立に向けて、教職員が相互に連携・補完し積極的に支援にかかわります。

1. 修学支援

  • 入学時のオリエンテーション等を通じて効果的な履修指導を行います。
  • チューター制(先生と語る会のグループ担当)、学年担任制により、入学から卒業まで、教員と学生との人格的なふれあいを軸とし、きめ細かな修学支援を行います。
  • オフィス・アワーの実質化を図り、授業を受ける学生に対して教員が迅速に相談に応ずる体制を整えます。
  • 多様化する学生への対応として、リメディアル教育の実施等による学生の基礎学力アップに向けた取り組みを行います。
  • 社会人の学習ニーズに対応するため、学位以外の履修証明の積極的な普及と社会的な定着に努めます。
  • 学生の出席状況を定期的に確認し、欠席が増加傾向にある学生の早期発見、個別対応に努めます。
  • 職業を有するなど特別な事由のある学生に対し、学則に定める修業年限を超えて長期的に履修できる機会を提供し、学生の多様な学び方を支援します。
  • 意欲ある学生に対し、他学科の専門領域を体系的に学ぶことができる機会を提供し、付加価値のある歯科医療従事者を育成する教育体制を整えます。

2. 学生相談・メンタルヘルス支援

  • 学生の全人的な成長を促すために、学生相談を教職員の基本的責務と認識し、大学教育の一環として位置づけます。
  • 入学から卒業まで一貫したチューター制(先生と語る会のグループ担当)を設け、学生の個人的な相談に対応していきます。
  • 学生が抱える多様な悩みに対する適切なカウンセリング体制の整備充実(学生相談室、専門カウンセラー)に努めます。
  • 学生相談に関わる調査・分析を実施し、カウンセリングの充実に活かします。
  • 保護者や学内外の関連機関との連携による支援体制の強化に努めます。

3. 就職支援

  • 学生の職業意識の形成に資する授業科目の開設、インターンシップの活性化、ガイダンスの実施など、キャリア教育の充実に努めます。
  • 校友会との効果的な連携も含め、全学的就職支援体制の整備を行うとともに、卒業後1年以内の者も含めた求職者に対する迅速かつ効果的な情報提供の実現に努めます。

4. 健康支援

学校保健安全法に基づく学生の健康支援の充実に努めるとともに、禁煙教育を含めた健康教育および学内衛生管理の充実を図ります。また、同法に定められた指定感染症に関し、感染対策を徹底するとともに、定期的に注意喚起を行い、感染症の予防及び拡大防止に努めます。
 

5. 経済的支援

本学奨学金の給付および他奨学金、学資ローン等の積極的な情報提供による経済的な修学支援体制の充実に努めます。
 

6. 課外活動支援

  • 学生の全人的な成長を促すため、課外活動を正課と同様に重視し、部活動等学生の自主的活動に対する支援体制の整備充実に努めるとともに、適切な指導を行っていきます。
  • ボランティア等学生の自発的活動による社会貢献の推進と体制の整備充実に努めます。

7. 障害のある学生への支援

  • 障害者差別解消法を遵守し、学生及び保護者との合意形成により、合理的な配慮を提供します。
  • 円滑な修学を可能とするため、修学時特別支援の希望に応じた支援や配慮を行い、安心して学生生活が送れるよう努めます。
  • 保護者やカウンセラー、学外の障害者支援機関等との連携による支援体制の強化に努めます。

8. 学生寮

教育寮として、集団生活を通じて学生の成長を促すことはもちろんのこと、修学支援の場としての機能を充実させ、国家試験合格率向上を目指します。あわせて、健康面・生活面での健全を保つために適切な整備を行います。
 

9. 学生支援の質の向上のための取り組み

  • 学生に対するきめ細かな教育・指導を充実させるために、全学的な取り組みとしてファカルティ・ディベロップメント(FD)を充実させます。
  • 事務職員においては、学生に対して専門的な助言を行い、教員に対して学生指導のあり方などについて提言や発言を行うことのできる専門的な能力の修得のためスタッフ・ディベロップメント(SD)を充実させます。
  • 教室内外における学習を充実させ、学生が主体的な学習に十分取り組むことができるように、大学の学習環境の整備に努めます。
  • 大学で教育を受ける学生の希望や意見を、適切に大学の運営に反映させる手段として、学生による授業評価、学生代表との意見交換の場、入学生、在学生、卒業生を対象としたアンケート等を実施します。